地理情報標準プロファイルについての設問です。
国土地理院がページを用意していたのでページのPDFとリンクを作っておきます。
地理情報の標準化とは(国土地理院)
情報系の出身者であれば、「標準化」がどのようなメリットをもたらすか重々承知だと思います。
例えば、(コンピュータ)ネットワークの黎明期には、メーカーがそれぞれ独自の規格を作っていたため、
ネットワークを構築するためにはネットワークの機器(だけではなく、端末も)そのメーカー製で統一しなければなりませんでした。
そのため、 メーカーが倒産したり、他のメーカーに乗り換えるにはこれらの機器をすべてリプレースしなければならなかったのです。
そんな中、TCP/IPという規格が登場しました。
すべての通信はこの規格に準拠しましょうと標準化したのです。
いまでは、機器のメーカーやOSが異なっても同一のネットワークに接続でき、インターネットが大いに普及しました。
これはネットワークの例ですが、GISや地理情報標準も考え方は同じだと思います。
みんなで統一した基準に則って地理情報を扱えばムダが少なくなって、
もっと地理情報が一般に普及するだろう、そういう考えの基に地理情報標準が作られたんだと思います。
1 ○ 地理情報を扱う際に則るべきルールを定めたものが地理情報標準プロファイルです
2 ○ 作業規定の準則にその旨が書かれています
(測量の計画)
第5条
3 計画機関は、得ようとする測量成果の種類、内容、構造、品質等を示す仕様書(以下「製品仕様書」という。)を定めなければならない。
一 製品仕様書は、「地理情報標準プロファイル Japan Profile for Geographic Information Standards(JPGIS)」(以下「JPGIS」という。)に準拠するものとする。
3 ○ 標準化された地理情報はGISに格納されて活用されるわけですが、各々のGISではデータの扱い方に違いがあると思います。GISの設計思想やデータベースの構築の方法、描画するプログラムや利用者の操作などに起因しますが、格納後はGIS製品ごとに設計された内部形式に変換して利用する方が、むしろ画一的な仕様では得られない処理速度・使い勝手の向上などが期待できると考えられます。
4 × 技術者にとって「仕様書」は説明書以外の何者でもありません。仕様書を見れば、データをどのように扱えばいいか、あるいはどのように操作すればいいかが一目瞭然です。
5 ○ みんなが共通の仕様を使えば、その仕様に準拠しているのだから、共用することができるようになります。「異なる整備主体」とは、共通の仕様でない仕様で作った地理情報のことを言っているのかな?と思います。共通の仕様でない仕様で整備したデータは使いたくても使えなかった状態が、共通の仕様で整備することで広く使えるようになる、ということだと思います。
正解 4
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